このコウジ菌、何がすごいかと言えば、
酵素力がすごい!!
コウジ菌は、繁殖する際に30種類以上の酵素をたくさん作ります。
出来上がった「糀」には、その酵素がたくさん含まれているのです。
酵素は食材に働きかけることで消化を助け、
食材のうま味をグンと引き出してくれます!
酵素とは、体内で消化・吸収・代謝のために必要な化学反応を促進してくれるタンパク質です。
これがないと、体内の環境では化学反応は起きず、生命を維持することができません。
酵素は、一つのものにしか働かないという性質を持っているため、
体内で起こる様々な化学反応ごとに、それぞれに必要な酵素が存在しています。
これらの酵素を体内で作り出すためには、必須アミノ酸を含むバランスのとれたタンパク質を効率的に吸収する必要があり、そのためには、体外である程度分解の進んだ食物を取り入れることは、
・アミノ酸の吸収効率を上げる
・体内での酵素生成に必要な
エネルギーや材料を節約できる
このような点で体に大変優しいと言えます。
また、活きた酵素が腸内で何らかの働きをすることが知られており、代謝をあげたり、善玉菌をサポートしたりするようです。
(※詳しい作用機序はまだ分かっていません)
美容と健康のためにも、
上手に糀の酵素を活用してください!
● 酵素を活用するための食生活とは?
酵素の活きた、
・生味噌
・塩糀
・生甘酒
・生のフルーツ
などの酵素がたくさん含まれているものに食材をまぜあわせて時間を置いて分解させ、
それから加熱調理等して食べるようにする。
生味噌を加熱せず、そのままディップで。
塩糀を加熱せず、和え物等に使う。
生のフルーツをたべる。
これらの食材の酵素は、ある程度胃酸やその他体内の消化酵素でアミノ酸に分解されますが、たくさんとれば腸まで活きて届く可能性は高くなります。
適度に生ものをとり入れてみるのも一つです。
※但し、食べ過ぎは血糖値の上昇や、体の冷えにつながるものもあり、バランスを見ながら取り入れましょう。
私たちが毎日使っている糀。
ご飯と同様、お米からこだわりたい!
兵庫県姫路市の白井ファームさんの作っている無農薬無化学肥料のお米で糀をつくろう!せっかくいいお米なのだから、丸ごと使わなきゃもったいない!
こんな思いから、玄米こうじ作りが始まりました。
健康のために玄米食を選ばれている方もいらっしゃると思います。
しかし、玄米の良いところを健康のために生かすにはいくつかの問題があります。
● 玄米の栄養素を摂取するには、
セルロースという堅い殻をやぶらなければならない。
● セルロースの殻を破った後、
栄養素といっしょにある有毒なものを
無効化しなければならない。
玄米のもつ発芽毒。
有害なものとは、【発芽毒】と言われる、種に備わっているもので、
玄米で注意したいのは、
・フィチン酸
・アブシジン酸
この2つです。 フィチン酸には、キレート作用というものがあり、
ある意味デトックスには良いのですが、
体に必要なミネラル分も一緒に排出してしまう恐れがあります。
アブシジン酸にはミトコンドリアを傷つける作用があり、
エネルギーをつくることを妨害するため様々な問題が出てきます。
フィチン酸は、発酵させることで。
アブシジン酸は、発芽させることで無毒化させることができるため、
玄米を水につけてしっかり発芽させ、それから炊くことで害がなくなります。
発芽玄米をこうじにすることでこれらは解消でき、
消化の邪魔をするセルロースはコウジ菌の出す酵素が分解!
ただ玄米を食べるよりも、玄米こうじにした方がメリットが多そうです!